知って深める特性

誤解しない理解

悩み

発達障害は、その人の一生に渡って継続する特性です。そして、個人差や種類が大きく分かれることが特徴です。その種類として、学習障害や高機能広汎性発達障害、多動性障害に分けることができます。学習障害の特徴では、文字を読むこと・書くこと・聞くことや、計算をすることが極端に困難だということです。日頃の会話や生活には問題がない為、幼児期に周囲から気づかれることは少ないです。高機能広汎性発達障害は、高機能自閉症とアスペルガー症候群をまとめた呼び方です。この2つの違いは、言葉遅れがあるかないかの違いです。まず、高機能自閉症の特徴としてIQ70以上で言葉遅れがあるということです。そして、アスペルガー症候群の特徴はIQ70以上で言葉遅れがないということです。この2つに共通している「自閉症」は、生まれつきの脳の特性により先を見越した思考をすることが難しいです。特定物への強いこだわりや接触や音に対する感覚過敏等があり、触れられるのを極端に嫌がったり音に極端に反応したりすることがあります。また、相手の気持ちが読むことも困難なので思ったことをまっすぐ口にしてしまいます。しかし、自分の関心があることについては知識が豊富なことがあります。多動性障害は、約束を破ったり集中力が欠乏していたり、じっとしていられないことが特徴です。落ち着きがなく、うっかりミスが多発していたり提出物等をこなすことが難しいということもあります。このように、発達障害の中にも多数の種類に分けられることが分かります。

周囲の理解の大切さと支援

発達障害を持つ人には、軽度から重度まで大きな個人差があります。しかし、そのほとんどの人は周囲からの適切な支援を必要としています。周囲の適切な支援がなければ症状が悪化したり二次障害が起きたりすることもあります。二次障害には不登校や自信喪失等があげられます。これは、周囲の不適切な対応や誤解、環境によって生じる後天的な障害です。二次障害の例としてあげられるものはほとんど周囲が関係しています。そのことから、周囲の理解や適切な支援の大切さが分かります。周囲ができる適切な支援というのは、療育機関や療育のための通信教育等を利用したり訓練をしたりすることです。本人が持っている力をどう伸ばし、どう次につなげていくかを真剣に考えることも大切な支援なのです。読むことや書くことが苦手な学習障害の支援のためには、一緒に声に出して字を覚える等の工夫が求められます。自閉症の人への支援には、ふせんやカードを使って自分で時間や日程を確認できるようにしたり、相手に伝えやすくする方法があります。そして、落ち着きがない多動性障害の支援として、勉強するときは周囲にあるおもちゃや興味を持たせるものをなくすことや、集中して作業する時間を少なくしてこまめに休憩をとるなど、学習障害と同じように周囲の工夫が求められるのです。